証し

証しというより大半は普通の体験談。

でも一つひとつの出来事神さまに感謝する。



下関の大学に入学。

誰も知り合いがおらず、最初の1週間はちょー不安な日々を過ごした。


さて、1年次の9月(夏休み期間中)に1ヶ月のロンドンでの語学研修があったので、母の勧めもあり参加した。


例年は提携校への研修でアメリカかオーストラリアだったけど、このときはイギリスだった。


前年にロンドンでテロがあり、参加予定だったのをキャンセル人も何人かいた。けど研修は決行されぼくも参加した。


初海外にしてイギリスへ。

ヨーロッパの地に踏み出した時の感覚は覚えてないけど、「なんとかCentre」という言葉を見て、「え、スペル違うんじゃね」とか思って、あとでイギリス英語なるものを初めて知った。


1ヶ月間ホームステイ。噂で聞いていたけど、ホストファミリーには2通りに人がいて、ビジネスでやっている人と学生のためにステイ場所を提供してくれる人と。


幸いにもぼくは後者だった。イギリス人のスティーブとフランス人のアリン。イスラエルでのボランティア旅行で出会ったという。とにかくすごくお世話になった。

休日にはドライブしたり、モールに連れて行ってくれたり、お願いしたらもう一度同じモールに連れて行ってくれたりもした。時計を買ったがサイズが合わないのを見てスティーブが調節してくれたりした。今使っているHotmailはアリンが開設してくれたか。


アリンはフランス訛りが激しく、お互い理解できないことが多く、たびたびスティーブが会話を仲介してくれた。


あと当時やってたmixiが普通に海外でもネットで使えたことに驚愕した。アナログなもので・・・


あるとき、息子のディランと奥さんのケイティが遊びに来た。ケイティのお腹ははち切れんばかりだった。


アリンとケイティは仲良く騒いだりして、ディランとぼくはお互いシャイであまり話さず、スティーブはDIYしてる、そんな光景がまだ残っている。

犬もいた。実家の犬の写真を持っていってたので見せると喜んでくれて会話が弾んだ。


ある晩、家に帰ってくるとアリンがいなかった。スティーブに事情を訊くと、「ついてくるかい?今日生まれるかも。」と。


当時もあまり英語を理解できてなかったと思うけど、とりあえず一緒に車に乗り込み病院へ。


病院についてしばらく廊下で待ち、おぎゃーと。(←たぶん)

アリンがぼくたちを呼んでくれ中へ。

そこにはディランとケイティとかわいい赤ちゃんが。

初海外にして初生まれたて赤ちゃんを見れるとは!

ケイティのネーミングで名前はジェイコブに。

「え何その名前、、」と思ったのを覚えている。

(当時、ヤコブという名前は聞いたことがあったかもしれないけど、英語の発音でジェイコブは日本語的に変な感じがしたのだった。。)


最終日、また会おうと固く握手をし迎えの車に。ありがとうアリン、スティーブ。


そして、ロンドンちょーいいとこやん、という思いとともに帰国。